physical × wonderflとは?
IAMASの小林茂氏が主催するプロジェクトとwonderfl開発チームがコラボし、wonderflにフィジカルコンピューティング連携機能を追加しました。
フィジカルコンピューティングは、標準的なパソコンの付属品(キーボードやマウス)ではない、ハードウェアデバイスを利用することで、より身体的な表現を行うことを目指す研究分野です。
ハードウェアを利用して何かをつくることは、特に電子工作の経験の無い方にとっては非常に難しいことと捉えられていますが、今回のコラボにより、簡単にフィジカルコンピューティングを始められる環境を提供します。
既にハードウェアをお持ちの方には発表と共有の場を、そしてこれから始める方には必要なすべての情報を提供します。
wonderflのフィジカルコンピューティング作品へ

フィジカルコンピューティングとは?

PCの世界からフィジカルコンピューティングへ
通常のPCには、キーボード、マウス、ディスプレイといったデバイスが標準的に装備されています。 こうしたプラットフォームがあることで、ウェブ上のさまざまな表現は世界中の人に瞬時に体験してもらうことができます。 一方で、標準入出力デバイスの世界で実現できるインタラクションにはどうしても制限がつきまといます。

例えば、画面上のGUIとして表示されたボタンやスライダなどのコントローラは、人間が直接触れて感じることができません。こうした制約を飛び越えた体験を目指すのがフィジカルコンピューティングです。

フィジカルコンピューティングは、ニューヨーク大学のITPでインタラクションデザインを教えるための方法の1つとして考案されたものです。 コンピュータが理解したり反応したりできる人間のフィジカルな表現の幅をいかに増やすかということを目的とし、デザインやアート教育の1つの分野として定着しています。
ハードウェアで「スケッチ」しよう
わかりやすい応用例はゲーム機のコントローラでしょう。 例えば、Wiiリモコンは、加速度センサなどを内蔵することにより、さまざまな体の動きをゲームのコントロールに利用できるようにしています。 物理的な入出力を活用することによって表現力は拡大し、新しい「体験」をもたらしました。

ソフトウェアとハードウェアを組合わせて何かを作るというのは、特に電子工作の経験を持たない方にとって非常に難しいことと考えられていました。 しかし、最近ではGainer(ゲイナー)やArduino(アルドゥイーノ)などのさまざまなツールキットを活用することにより「スケッチ」するような感覚でスタートできるようになってきました。

入門者向けのサンプルと、はんだ付けをすることなく電子回路を組立てられるブレッドボードなどを活用して、フィジカルコンピューティングをはじめてみましょう。

physical×wonderflでどうなるの?

対応ハードウェア(Gainer I/OモジュールやArduinoボード)を
お持ちの方へ
wonderflでFunnelライブラリを使用することができます(例: wonderflのフィジカルコンピューティング作品)ので、いつもお使いのブラウザでwonderfl.netにアクセスして、PCに対応ハードウェアを接続し、フィジカルコンピューティング作品をつくることができます。

wonderflのユーザーがあなたの作品を見て、同じハードウェアを再現し、同じ体験を得られるように、回路図や動画をコードと関連付けて登録することができます。
他のユーザーがつくった回路を自分のハードウェアでも組んだ上で、コードページを閲覧し、FlashのPlayボタンを押すと、同じ体験をすることができます。
wonderflの機能である[fork]を通じて、フィジカルコンピューティングの世界にもユーザー間のコラボレーションが生まれ、楽しさを増幅していくことでしょう。
対応ハードウェアをお持ちで無い方へ
フィジカルコンピューティングに興味がある方にとっては、wonderflはその興味をより引き出す場となるでしょう。

wonderflのフィジカルコンピューティング作品を見てみましょう。それぞれのコードページで、そのフィジカルコンピューティング作品を自分で体験するのに必要なほぼ全ての情報(ソフトウェアのコード、ハードウェアの回路図)が含まれているはずです。
さまざまな作品をご覧頂き、フィジカルコンピューティングの表現の可能性に触れてみてください。

もしよろしければ、こちらからwonderflの対応ハードウェアを購入することができます

※Gainerはハードウェアを気軽に「スケッチ」するためのツールキットで、I/Oモジュール(Gainer I/O)とソフトウェアライブラリから構成されます。Funnel(ファンネル)はGainerをもう1段階進めてプロトタイピングのプロセス全般で利用できることを目的に開発されたツールキットで、Gainer I/Oの他、世界的に広く用いられているArduinoなどのハードウェアもサポートしています。
Funnelの使い方はこちら
自分のハードウェアが動かないなどの問題はこちら

このサイトのクレジットについて

背景
physical.wonderfl.netプロジェクトは、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の准教授 小林茂と
面白法人カヤックのwonderfl開発チームの産学連携プロジェクトとして運営しています。
お問い合わせはこちら
担当メンバー
IAMASメンバー
入門者向けのサンプルやコンテンツを担当
小林 茂・平林 真実・古堅 真彦・鈴木 宣也
金 聖勲(hoonida-kim)・三宅 太門・江島 和臣・大総 佑馬・菊地 礼雄・金 正運・小牧 栞奈・竹本 香織・朴 永孝・三澤 太智
wonderfl開発チーム
Webサービスのシステム開発を担当
橋本 和宏
大塚 雅和